南海レスキュー2024見学記:後編~廠舎と今津駐屯地 | あとりえ極星堂
現在、持ち込み用の新作を制作中です。情報守秘のため、詳細はしばらくお待ちください。

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南海レスキュー2024見学記:後編~廠舎と今津駐屯地

現在、持ち込み用の新作を制作中です。
情報守秘のため、詳細はしばらくお待ちください。

奈良の防衛モニターとして見学した『南海レスキュー2024』の後編です。
前編では琵琶湖で飛行艇『US-2』を見たことを書きました。
後編の今回は饗庭野(あいばの)演習場の一画に足を踏み入れたこと、今津駐屯地で機動戦闘車『16式MCV』を見学したことを記します。

『US-2』見学後、時間がとても余ったため、饗庭野演習場に行きました。
雪景色となっていた今津駐屯地では、冬仕様の装備品や機動戦闘車『16式MCV』を見学しました。

琵琶湖も滋賀県も日本も自衛隊もいいところです。

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変わらぬ星、夜を照らす歌

演習場の写真はあえて一枚も撮影しておりません。
民間人が普通は入れない場所の写真を、防衛モニターとはいえ一民間人であるわたしが撮影・所持しているのはよくないよなーと思ったからです。

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いままでのお話と、参加メンバー、予定表

いままでのお話

奈良の防衛モニターとして『南海レスキュー2024』琵琶湖で飛行艇『US-2』を見学する機会に恵まれた デヴ夫人 みのりわた。
琵琶湖汽船の「高速船いんたーらーけん」から『US-2』の雄大なカッコよさを堪能して大満足するが、今津港に戻ったときは次の目的地である今津駐屯地に向かう予定の1時間近く前だった。
早めの到着を今津駐屯地から謝絶され、奈良地本からやってきた一行は『饗庭野(あいばの)演習場』に向かうことになる――。

奈良地本からやってきた個性的な参加メンバー

  • F 1等陸曹:広報をなさっている。ウィットに富んでいてお話が面白すぎる方。(ラッピングトラックの情報をくださった福嶋1曹とは別の自衛官さんです)
  • K自衛官:車を運転してくださった自衛官さん。物腰柔らかなのにじつはレンジャー。強い。(階級を伺うのを失念しました……)
  • Sさん:紳士。私と同期の防衛モニターさん。
  • Yさん:好きな装備はコブラ。各地の航空祭をめぐり、パイロットを愛し、パイロットたちのサインをコレクションなさるカメラ女子。
  • 予備自衛官補のお姉さん:すごく温かい女性!! お話上手。陰キャなワイ氏にも優しい、太陽のような栄養士さん。女性目線の予備自衛官補訓練の感想を教えてくださった。(このときに伺った予備自衛官補の訓練話も別記事にしたいと計画中……⇒2025年2月28日(金)別記事にしたよ!
  • ワイ氏(みのり わた):デヴィ夫人ならぬ体型がゴージャスなデヴ夫人。古代史ヲタクの防衛モニター。装備品の話になると無言になるのは知識に疎いから! 恋愛をはじめとする自衛隊のリアルな生活に興味アリアリ。

奈良地本からの『南海レスキュー2024(琵琶湖)』見学予定表

  • 07:30
    集合
  • 07:30~09:10
    移動集合場所~白髭(しらひげ)ビーチ
  • 09:30~10:30
    訓練見学「94式水際地雷敷設装置(きゅうよんしき すいさい じらい ふせつ そうち)」
  • 10:30~12:00
    移動白髭ビーチ~今津港
  • 12:00~15:30
    訓練見学「水難救助US-2(ゆーえすつー)」
  • 15:45~16:00
    移動今津港~今津駐屯地
  • 16:00~17:30
    戦車見学「16式(ひとろくしき)MCV」
  • 17:30~19:30
    移動今津駐屯地~奈良市
  • 19:30
    解散
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演習場は山深く……

このブログ記事を書くにあたり、あらためて演習場の名前を調べたところ『饗庭野(あいばの)演習場』ということがわかりました。
が、F1等陸曹は「演習場」とはおっしゃっていませんでした。
「あいばの」とシンプルに、または「廠舎(しょうしゃ)」と呼んでいらっしゃるときも。

「廠舎(しょうしゃ)」って初めて聞いた!

「廠舎(しょうしゃ)」ってなあに?

演習場内にある宿泊施設のこと。
一般名称としては「宿営地」って呼ばれることもあるみたいです。

「廠舎」でネット検索すると以下のような説明がありますけど

軍隊が演習先などで仮設する、四方に囲いのない簡略なつくりの小屋。

「廠舎(ショウシャ)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

わたしが見た陸上自衛隊の「廠舎」はきちんとした丈夫そうな建物でした。
民間人的にもわかりやすくいうと、UR賃貸住宅のシンプルめな団地(公団住宅)のような感じ。飾り気はないものの、質実剛健な雰囲気です。
駐屯地内の住居(寮、隊舎)と似ているように見えました! お手洗いもキレイです★

さて、饗庭野(あいばの)演習場はたいへん山深いところでした。
黒いハイエースに乗った奈良地本一行は、いくつかの門をくぐり抜け、演習場の奥へ奥へと入っていきます。

はっきりいってド田舎……じゃなくて、自然がいっぱいでマイナスイオンには困らなさそうです!
冬らしく色を失った草木と、ところどころに白い残雪があります。人影は見えません。
たぶん、物音もありません。
訓練展示で聞くような大きな音は、車内にはまったく聞こえてきません。

ただやはり「廠舎(あいばの演習場)」と聞いているだけあって、その静けさが逆にドッキドキです!

入って目につくのは、いかにも分厚そうな打ちっ放しコンクリートが印象的な、なんだかとても長細い平屋建ての建造物。

あ、これが射撃場なんですよ!

と予備自衛官補のお姉さん。
なんだってー!? まさかこの日、奈良から滋賀県に向かう道中で聞いた予備自衛官補の射撃訓練の舞台「射撃場」に、こんなにすぐに出くわせるなんて!

場合によっては、外にいても射撃の音が聞こえてくることもあるんです……!

すすすすすごい……!
駐屯地記念行事の訓練展示の「大きな音」でさえ、ビクビクしているわたしにはもうなんといったらいいか……!

やはり普段、自衛官の方々が真摯な気持ちで訓練されているからでしょうか。
射撃場は外から見ているだけだとしても、その重厚な雰囲気に畏れを抱かずにはいられません。

神社や古墳も独特の雰囲気がしますよね。
それってやはりそこを訪れる人々が「畏れ」を抱いているからだと思うんです。
人々の心の積み重ねがその場の空気を形作るというか。
このとき見た射撃場は神社や古墳とはまた違った――ここを訪れる人々の国防への真摯な想いが詰まっている空気感を覚えました。

射撃場の建物を通り過ぎたあとは、途中でこのような機動(16式MCV)が複数両、並んでいるところに出くわしたり

演習場で見たもの。参考画像

こういう車とすれ違ったりしました。

演習場で見たもの。参考画像

完全に民間人ぽい、黒いハイエースは明らかに場違い……。ドキドキドキ……
事前に「黒塗りの車は偉い人が乗っていることが多いので大丈夫かも」とF1等陸曹がおっしゃっていましたが、それでもドキドキ(ワクワクともいう)してしまいます。

「獣害対策のため閉門しています」という趣旨の注意書きのある門を横切ったり、
「これはいったいどこに通じてるの……」といいたくなる細い山道があったり、
公団住宅のような建物があったり、
「古墳なので立ち入り禁止!」と看板に書かれていて、自衛官であっても入れないらしい敷地があったり(演習場内の敷地なのに入れないなんてビックリ!)

興味深すぎる光景でした。
動画や写真を撮りまくりたかったけど、わたしは民度の高い防衛モニターなので辛抱しました。

全体的にとにかくむちゃくちゃ広い!!! ので、場合によっては迷子になるのもあり得るな~としみじみ思ったり……。
通称「梅田ダンジョン」の大阪梅田駅で迷ったり、乗り換えの複雑さに定評のある大和西大寺駅(近鉄線)でミスするタイプは9割がた迷子になる気がするで……(※どちらにも心当たりがある防衛モニターからの個人的な感想です

たどり着いたのは、未舗装の小さな駐車場。
うしろには外来種の雑草「セイタカアワダチソウ」だと思われる枯草、その向こう側に山の斜面、そして琵琶湖が見えました。
駐車場の一画にはガソリン置き場と灯油置き場がありました。
それぞれの置き場には「ガソリン」「灯油」と簡素に記されています。
ガソリン置き場には何もなく、灯油置き場にはいくつかのタンクが積まれていました。

この灯油タンクがミリタリー色あふれるデザインでカッコいいのなんの!
家庭用に思わずほしくなるデザインでした。
とはいえ、口のつくりがとてもしっかりしていたので、実際に家庭で日常使用するのはたいへんそうでもありました。

振り返ると、目の前にはまさに公団住宅のような質実剛健な建物がそびえたっていました。

わたしたちがトイレ休憩に立ち寄ってもよいのか? ――F1等陸曹が廠舎の責任者の方に許可を得てくださいました。
「OK」をちょうだいしたので、わたしたちは車を降りて廠舎のお手洗いを借りることができました。

気になる廠舎のおトイレ……?

とってもキレイでした!
貸してくださってありがとうございます!!

そのあとは駐車場と廠舎の建物の入り口周辺をちょっとだけ散歩。
自販機の値段の安さに驚いてみたり、
任務から帰って来られた自衛官の方が長靴(ちょうか)の汚れを水で丁寧に落とす様子を目撃したりしました。
入口付近にあるスペースでは、幾人かの自衛官の方が談笑しているのも見えました。

「ここは憩いの場だから」と、にこやかにおっしゃったF1等陸曹の姿が印象的です。

そうこうしているうちに時間がたったので、奈良地本一行は今津駐屯地に向かうことになりました。

演習場の出入り口付近ではのんびり過ごしているらしい野生の猿を何匹も目撃することができました。
子猿らしい小さい子もいました。

お猿さんたちが自然に暮らしているのも、ここが平和な地域だからこその光景ですね!

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今津駐屯地の雪景色と戦車と冬装備

あっという間に到着した今津駐屯地は、饗庭野(あいばの)演習場よりもずっと白い雪景色でした。

南海レスキュー2024当日の今津駐屯地は雪景色だった。

ええええええええええええ
ちょっと待って待って待って
想像以上に白い白い白い……(動揺

奈良県奈良市では奈良時代はいざ知らず、いまはほとんど雪が降りません。
積雪なんてもってのほか!
2024年度の冬に一度積雪したものの、それも朝早い時間だけのこと。
お昼ごろには溶けてしまって、子供たちが雪遊びを楽しめるようなキレイな雪は残りません。

今津駐屯地の雪は美しい━━━━(゚∀゚)━━━━!!

実際、雪かきなどなさっている方がたいへんなのはわかっているんです……。
しかしながら、ほとんど雪を見られないところに住む人間としてはどうしても興奮してしまいます。

「これは絵に使えるな……」と、今津駐屯地の雪の写真も撮りまくりました。

マニアックな撮影箇所の例。

そういえば「護衛艦ありあけ」に乗ったときにも「これは使える!」と思って、床の写真を撮影していたなー。

ついつい雪の話ばかりしてしまいましたが、装備品も冬仕様! 冬装備になっていました。

南海レスキュー2024の日に行った今津駐屯地で冬仕様の装備を見ました。

おおおおおおお白い白い白いいいいいい。

奈良県奈良市には雪が降らないので、冬仕様の装備を見る機会ってまったくないんですよね。
やはりこうやって間近にナマで見させていただくとすごく新鮮です。

なんと、画像右側の隊員さんはマネキンじゃなくて中に人がいるんです!
ビシッとした立ち姿がとってもサマになっていらっしゃいます!

…………ん? 「奈良県には陸上自衛隊の駐屯地が存在しないジャン」だって!?
「冬仕様の装備以前に陸上自衛隊を見る機会そのものが少ないジャン」だって!?
それはいわない約束だろ……?(´・ω・`)

参考画像。ウィキペディアのスクリーンショット。

奈良県って日本で唯一、陸上自衛隊が存在しない県なんだよね……

陸上自衛隊の駐屯地が奈良県にもほしいわー
(アッでも県の駐屯地がないからこそ、県外のいろんな駐屯地の見学に行きやすい面もある的なことも聞いたなー……。それを知ってしまうと、ちょっと悩んでしまうかも……。
いやいやいや、緊急事態が発生したときを思えば、やはり県内に陸上自衛隊の駐屯地がほしいですね!!!

相変わらず話がそれすぎですけど、今津駐屯地にいた冬仕様の装備品はこんな感じ。
陸自迷彩がカッコいいのは当然として、冬の白色塗装も新鮮でいいなーーー
洗練された格好良さがありますね!

これは『第3偵察戦闘大隊(だいさん ていさつ せんとう だいたい)78式雪上車(ななはちしき せつじょうしゃ)』。

今津駐屯地で見た冬仕様の装備。
  • 全長:5.2m
  • 全幅:2.5m
  • 速度:およそ時速45km
  • 乗員:2名(後部は12名)

物資輸送・人員輸送・機材の牽引などに使用する雪上車です。
おもに北海道や日本海側の豪雪地帯に配備されているそうです。

奈良県は海なし県だもんね。そりゃ見る機会がまったくないはずだ……

ここでメモ。「第3偵察戦闘大隊」って?

今津駐屯地(滋賀県高島市)に居る(=駐屯する)機甲科部隊(きこうかぶたい)のこと。
上級単位(どこに所属しているか)は「第3師団」です。

「機甲科部隊」は陸上自衛隊の職種のひとつ。
おもに戦車部隊・機動戦闘車部隊・偵察部隊で構成されています。
戦車部隊・機動戦闘車部隊が強い攻撃力で敵を圧倒し、偵察部隊が情報を収集します。

攻撃力に特化した戦車部隊・機動戦闘車部隊と、情報収集任務にあたる偵察部隊が同じ部隊を構成しているのは興味深いですね。
民間人としては、どちらもまったく違うジャンルというか属性に思えてしまいます。

これは『第3偵察戦闘大隊 軽雪上車(けい せつじょうしゃ)』

今津駐屯地で見た冬仕様の装備。

1~2名の移動・斥候(せっこう。敵軍の情報をひそかに収集するために差し向ける少数の兵のこと)・偵察・軽輸送などに使用されるスノーモービル。
車体の後ろには無線機・予備燃料・スキー板などの携行品が搭載できるようになっています。

これは名称不明ですが……ソリ的なもの。
豪雪地帯を部隊で歩いて進むとき、ここにテントなどの必要物資を載せて、みんなで引っ張って運んでいきます。

今津駐屯地で見た冬仕様の装備。

こんな感じで……。

今津駐屯地で見た冬仕様の装備。

これはいちばんうしろの人がひとりで引っ張っているのではなく、みんなに紐が括りつけられていて、全員で引っ張っているらしいです。
かなり重いそうですが、みんなで引っ張っていると動かせるとのことでした。

↑の豪雪行軍の写真で自衛官の方々の着用している白い服が、こちらの白い服なわけですね~。

今津駐屯地で見た冬仕様の装備。

写真や動画は取り損なったのですが、白い服の隊員さんの履いてらっしゃるスキー板のようなものはスキー板ではありません。
裏側が滑らないようになっているんです。
あと、足のかかと部分も上がるようになっています。
滑りづらくなっていること、足のかかとが上がることで、豪雪の中でもできるだけ歩きやすいように工夫が施されています。

左胸にダイヤモンドのしるし(レンジャー徽章《きしょう》)の光るK自衛官が「豪雪の中で数日間にわたる訓練をしたことがある」とおっしゃるので、「凍傷になったりしないんですか?((((;゚Д゚))))」と思わず訊いてしまいました。
「なりませんよ~(笑)。2、3日くらいですし」と、にこやかにいわれてしまいました。
「ストーブがないときもある」とのことでしたが、「テントもあるし大丈夫です(*’▽’)」と、さわやかにおっしゃっていました。
……さすがレンジャー……! 強い!! 頼もしい!!!

今津駐屯地にはほかに、このような超巨大クレーンも展示されていました。
あまりに大きいので、クレーンの先っぽが写真に入っていません!

今津駐屯地の装備品。

このクレーンの足元は、今は亡き74式戦車の足元にそっくりです……!

今津駐屯地の装備品。

F1等陸曹に訊いたところ、「戦車を牽引する戦車(のようなもの)」ということでした。
だから足元が戦車と同じなんですね。
戦車はめちゃくちゃ重たいから、それを引っ張り上げるには戦車に負けないパワーが必要……!

ん? かんじんの名称がないって……?
…………撮影し忘れてきましたああああああああ!!

これは『第3偵察戦闘大隊 87式偵察警戒車(はちななしき ていさつ けいかいしゃ)』。

今津駐屯地の装備品。
  • 通称:RCV(あーるしーぶい)
  • 全長:6.0m
  • 全幅:2.5m
  • 車両重量:15t
  • 最高速度:時速100km
  • 乗員:5名
  • 主要装備:25mm機関砲、7.62mm車載機関銃

偵察部隊の装備。愛称は「ブラックアイ」とされているものの、配属部隊内では「RCV」と通称されているそうです。
戦闘が発生している状況で、偵察警戒任務にあたります。

これは『第3偵察戦闘大隊 96式装輪装甲車(きゅうろくしき そうりんそうこうしゃ)』。

今津駐屯地の装備品。
  • 通称:WAPC
  • 全長:6.8m
  • 全幅:2.5m
  • 車両重量:14.5t
  • 最高速度:時速100km
  • 乗員:10名
  • 主要装備:12.7mm重機関銃

装甲兵員輸送車(そうこう へいいん ゆそうしゃ)。つまり、人を載せて運ぶ軍用車両のこと。
その名のとおり装甲がついているので、めちゃくちゃ丈夫! 万が一、これに乗って運ばれることになっても安心かもしれない。
パンクなどでタイヤがすべて脱気してもある程度の走り続けられるのは、8輪のコンバットタイヤがあるから。

「コンバットタイヤ」ってなあに?

軍用車両に使われるタイヤ。
近年では一部の高級車や公共交通機関(「ゆりかもめ」など)で使われることも。
パンクしても走り続けることのできる「ランフラット性」を持つ「ランフラットタイヤ」の一種。

このように、とても若い子たちも見学に来ていました。

今津駐屯地の装備品。

女の子も男の子もいました。
彼や彼女たちがこうして楽しそうに見学しているのを見ると、日本の将来は安泰なのかもしれません。

今津駐屯地の装備品展示は見ごたえたっぷりでした!

…………。

……………………。

あれ!? なんか忘れてない!? 機動戦闘車『16式MCV』はどこいった!?
今津駐屯地の装備品展示のメインでは!?

…………すみません、写真を撮り忘れました(´・ω・`)

別の日に別の駐屯地で撮影した『16式MCV』を掲載してお茶を濁すことにします。

これは機動戦闘車『16式MCV(ひとろくしき えむしーぶい)』。

機動戦闘車『16式MCV』
機動戦闘車『16式MCV』

『74式戦車』がいなくなり、そのポジションに『16式MCV』が来ると聞いたときには悲しくてやりきれませんでしたが…………こうして見ていると16式MCVもカッコいいですよね。
駐屯地記念行事などで動きまわる『16式MCV』を見ると、スイースイースイーーーっと滑らかに進んでいくのがまたエエんですよ。
足元がタイヤだからこそ遠くまで行ける、とも聞いたことがあります。
『16式MCV』も味わい深くてエエな~~~。

退役する『74式戦車』に体験試乗するために、防衛モニターとして夏の今津駐屯地に来たことがあります。
そのときも「今津駐屯地はなんてステキなところなんだろう!」と思ったものです。
奈良県に今津駐屯地が来てくれないかな~なんて無茶を言ってみたり。笑

引退する『74式戦車』の体験試乗に行ったときのポスト。
今津駐屯地の雪景色。

今津駐屯地、今津駐屯地の自衛官のみなさま、饗庭野演習場、饗庭野演習場のみなさま、本当にありがとうございました~!!!

なんとかまた行きたい……!!

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自衛隊と滋賀と琵琶湖はいいとこ一度はおいで

南海レスキュー2024で琵琶湖を悠々と飛ぶ飛行艇『US-2』

多くの地本から見学者が来ていました。
どのくらい多くの地本から来ていたのか?
最後に記入したアンケートでは、自分がいったいどこの地本から参加したのか選択する必要がありました。
いったいどれくらいの選択肢があったのか、以下にそのリストを記しておきます。

  • 富山
  • 石川
  • 福井
  • 岐阜
  • 愛知
  • 三重
  • 滋賀
  • 京都
  • 大阪
  • 兵庫
  • 奈良
  • 和歌山
  • 鳥取
  • 島根
  • 岡山
  • 広島
  • 山口
  • 徳島
  • 香川
  • 愛媛
  • 高知

なんと、全部で21の地域!
南海トラフ巨大地震で被害を受ける可能性のある地域が網羅されているようです。
それらの地域がこうして合同で訓練・見学をおこなうなんて頼もしいです!
わたしも、よりいっそうの防災対策を家庭でもしていきたいな! とあらためて思いました。

防衛モニターは自衛隊のいろんなところに行かせていただけるので楽しいです。
体験・見学イベントは入隊可能年齢の方が対象のことが多く、そこから外れた身では本来は行ける機会はなかなかありません(中高生の子供の付き添いとして、保護者枠ならなんとか可能ともいえますが、それはまあ保護者枠なので……)。

そこを!
年齢の壁を乗り越えて見学に行ける防衛モニター枠はありがたいです!

『南海レスキュー2024』見学のお話をくださったF1等陸曹、ずっと車を運転してくださっていたK自衛官、車中でたくさん飴をくださったSさん、楽しくお話してくださったYさん、予備自衛官補のお姉さん、奈良地本のみなさま、自衛隊のみなさま、本当にありがとうございました!!

404 NOT FOUND | あとりえ極星堂
変わらぬ星、夜を照らす歌