香水(フレグランス)にはいろんな濃度と種類があります。
濃度はそのまま、香料の濃さということ。
ですので、香りの強さや持続力に影響するものです。
種類はボトルのサイズ感だったり、アルコールベースなのか、オイルベースなのか。
オイルベースならば液体なのか固体なのか……
日々の使い方に影響する部分です。
香水(フレグランス)の濃度
香水(フレグランス)の濃度は以下のとおり。
上にあるほど、濃度の高いフレグランスです。
- パルファン(パルファム)
- オーデパルファン(オードパルファム/EDP)
- オードトワレ(EDT)
- オーデコロン
それぞれの名称には表記ゆれがたくさんあります!
EDPひとつとっても、オーデパルファンだったりオードパルファムだったりオーデパルファムだったりするわけです。ややこしい~!
ちまたで見かける香水(フレグランス)の濃度はどう?
ここはちまたで手に入りやすい香水の濃度について記しています。
よく見かけるあの香水(フレグランス)はいったいどんな濃度なのでしょうか。
個人的な感想込みで記してみますね。
シャリマー EDP:ゲラン
伝説の香水シャリマーのオーデパルファン。私の最推しフレグランスです。
肌につけても、そのまま嗅いでも幸せになれる香りです。
物語のある香り。
持続力は日本の酷暑の中で6時間程度です。
No.5 EDP:シャネル
伝説の香水No.5のオーデパルファン。強く生きる女になれる香り。
これまでの人生に物語を持つ、大人の女性にこそ似合う香り。
トップノートのアルデハイドの印象のせい? 拡散力が強めに感じます。
肌になじんだあとは、女性の魅力を高めてくれる香りがします。
肌になじんでからが本番かも!
持続力もシャリマーEDPよりじゃっかん強めかもしれません。あくまでも個人的な体感ですが……。
マジョロマンティカ:資生堂 マジョリカマジョルカ
フルボトル20mlのみ販売。スパチュラ式。パルファン。
いわゆるグルマン香水(=甘い食べ物の香りのするフレグランス)。
液体テクスチャは少しとろみがあるように思えます。
タオルハンカチにつけると一日中もちます。
ギュペシルク:ジャンヌアルテス
フルボトル100ml。スプレー式。EDP(オーデパルファン)。
ココナッツが強い、甘い香り。
EDPにしては軽めの持続力。
アナスイのフレグランスライン
おもにオーデトワレです。しっかり持続します。
オハナマハロ
オーデコロン。良い香りがしますが、軽い使い心地です。
あっさりめのフレグランスをお求めの方に◎
オイルベースの香水1:練り香水
ひそやかに自分が香りを楽しむならオイルベースの香水(フレグランス)が良いです。
もっとも有名なオイルベースのフレグランスといえば、日本では練り香水でしょう。
ただし、練り香水は香りの構成がわかりやすいことが多いです。
容器を開けてそのまま香る、肌に乗せてそのまま香るといえばいいでしょうか。
肌の上でとろける……とはまた違いますが、深みのある香りのする練り香水では、香彩堂の少しお高めのラインがおすすめ。
練り香水にしては少しお値段がしますが、伝統的かつ興味深い香りがそろっています。
私は沈香を愛用しています♪
オイルベースの香水2:アター(香油)
ひそやかさと物語性を求めるなら、アター(香油)も良い選択肢になるでしょう。
アラブ香油、アラビアン香油ともいいます。
私は現在、アターを少しずつ試しています。
アター(attar)またはアッターは、中東でおもに使われている香るオイルです。
持続力が半端なく強いです。
朝の一滴で一日中もちます。また、肌の上で溶けてからが本番。
アルコールベースの香水とはまた違う、じんわりとした趣深い香り方をしますよ~。
たとえば日本アマゾンで購入可能のものならコレとか……。
中東ブランドのフレグランスは偽物販売業者が跋扈しているジャンルです。
また、アター香油は服につくとなかなか取れません!
いろいろと注意が必要なジャンルではあるので、くれぐれもご注意ください。
ショッピングサイトでは【Perfume Oil】と検索すると探しやすいことがあります。
「香油」で検索すると精油(エッセンシャルオイル)がヒットしがちなときもあります……。
粉末の香り:塗香(ずこう)
装いというよりも心身を清めるための香りです。
お寺さんに厄除け祈祷をお願いするとき、場合によっては少々まとわせていただけるときもあります。
静かで落ちつきのある、けれど上品な甘さのある香りが素晴らしいです。
虫除け効果もあるらしいですね。
私は松栄堂の特撰塗香の甘い香りがお気に入りです。
塗香は、ダイソーなどの百円ショップに売っている「ポンポンチーク用の容器」に入れると使いやすいです!
香水(フレグランス)に求める機能で濃度と種類を選ぼう
一口に「香水」「フレグランス」といっても、驚くほどたくさんの種類があります。
自分の生活と好みと、求める物語に似合う香りと出会いたいなあとつねに思っています。
香害になるのは問題ですけども……。
香害対策はきちんとする、ということで。
その上で、香りとともに生きるのは楽しいことだと、私は思います。
香りをまとうことを覚えてから、日々の生活が充実するようになりました。
調香は、創作の合間の趣味として楽しんでいます。
香りのある日々に、癒しと元気をもらっています。
This is a personal hobby unrelated to my professional work.