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わくわく青色申告7でe-Taxするならソフトを使い分けて!

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わくわく青色申告7でe-Taxするならソフトを使い分けて!

「e-Taxで電子申告する方法」をずいぶん調べまわり、会計ソフト『わくわく青色申告7』で作成した会計データでやっとやっとや~~~~っっとe-Taxすることができました。

自営業夫婦の妻でイラストレーター兼同人作家のわたし 鍋弓わた が、実際に自分の事業の分を電子申告したので、そのやり方を紹介します。

わたしがこのページを書いたのは、
(1)『わくわく青色申告7』でe-Taxしている人のページがネット上でまったく見つからなかった
(2)『わくわく青色申告7』公式サイトを見ても、『わくわく青色申告7』でのe-Taxの方法がわからなかったから
です!!

困りました!
めちゃくちゃ困りました!
何度でもいうわ。
本気で困ったわ!!

そんなわけで、自分のためにも今回学んだことをここにまとめておきます。
『わくわく青色申告7』でe-Taxしたい人がこのページを役立ててくださったら嬉しいです。

そもそもこの「e-Taxする」という動詞が正しい使い方なのかは疑問が残りますが……(笑)
正しくは「e-Taxで電子申告する」「e-Taxで確定申告する」あたりなのでしょうか?
「e-Taxで電子申告」もひょっとして二重表現?(はげしくどうでもいい)
ひとまずこのページではわかりやすく(笑)、「e-Taxする」ということにします!

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法はいくつかあります。

そのなかでもっとも簡単かつ単純明快なのは以下の手順です。

  • 会計ソフト『わくわく青色申告7』で帳簿入力を最後までおこない、帳簿を完成させる。
  • 会計ソフトのデータ出力専用ソフト『わくわく・らんらん確定申告』を使って、『わくわく青色申告7』の会計データを『xtxファイル形式』で書きだす。
  • 『e-Taxソフト(WEB版)』で、出力したxtxファイルを送信する。

つまり、帳簿作成は『わくわく青色申告7』、データ出力は『わくわく・らんらん確定申告』、e-Tax(電子申告)は『e-Taxソフト(WEB版)』でおこないます。
すべての手順において、別々のソフトを使うことになるのです!

なお、↑のこの手順は前提条件として、パソコン(Windows10)を使用しています。

これで「そうか、わかったぞ!」と完全に理解したやり手のあなたは、e-Taxソフト(WEB版)にレッツゴー!

ほんまどこまでもぼやきたくなるんやけど、↑の『e-Taxソフト(WEB版)』へのリンクもいったいどこのページを貼ればええのかほんまに悩んだわ!(激おこ)
『e-Taxソフト(WEB版)』のログインの仕方がわかりやすいページにリンクを貼りたいのが人情ってもんでしょ。
なのにe-Tax公式サイトってばトップページからすでに構成がわかりづらいんだもの……。
『e-Taxソフト(WEB版)』って仮にも『WEB版』を名乗っているのに、ソフト本体のトップページのURLさえよくわからないってホンマ……!!

とりあえず↑のリンク先から『e-Taxソフト(WEB版)』に行ってログインされたい方は、パソコンの場合、ページ右上にログインボタンがありますよ~!
↓のリンク先は『e-Taxそのもの』のトップページです。
ええ、『e-Taxソフト(WEB版)』へのアクセス方法がたいへんわかりづらいトップページです^^^^^
下記のトップページからの場合、『e-Taxソフト(WEB版)』へはページ右上のログインボタンのほか、ページ下のほうにあるフッターメニューから行くのがスマートで簡単かと思います(※パソコンの場合)。

「なんかもうすでにややこしすぎ! けっきょくどういうことやねん!?」と思ったあなたは、このページのつづきをご覧ください。
わたしといっしょにがんばりましょう~!

めちゃくちゃややこしくて情報が錯綜している電子申告と『わくわく青色申告7』の関係を、このページで解き明かします(白目)。

会計ソフト『わくわく青色申告7』とは?

『わくわく青色申告7』で控除65万円の対象になることはできるが……

このページをご覧になっている方は、「『わくわく青色申告7』をすでに持っていて、e-Taxの方法を調べている方」もしくは「『わくわく青色申告7』を購入検討しているが、その前に『わくわく青色申告7』でのe-Taxのやり方を調べておきたい方」が多いのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、
『わくわく青色申告7』で作成した会計データで、e-Taxソフト(WEB版)を使って確定申告できます。
すなわち控除65万円の対象になることができます!!

もとは株式会社ピクシスが開発した会計ソフト『わくわく青色申告』。
2022年現在は株式会社コラボがソフトウェアの管理・開発をおこなっています。
2019年7月1日の発表によると、株式会社ピクシスが、業務ソフトウェア事業を株式会社コラボに譲渡したからです。

で、『わくわく青色申告』の2022年現在のバージョンである『わくわく青色申告7』。
これは本当にすばらしいソフトです。
価格は安いわ、動作は軽快だわ、公式サイトで帳簿入力に関するマニュアルが整備されているので経理経験があまりなくても帳簿入力できます。

ただし、取引に対しての入力方法は自分で判断します。
具体的には入力先を4種類――「預金出納帳」「現金出納帳」「買掛帳」「売掛帳」――これらの中からどれにするのか、自分で決めねばなりません。
「こんなときどうするの?」とソフトに尋ねて、ソフトが自動的に仕分けてくれるような機能がないんですね。
その「自分で判断する」ための考え方が、公式マニュアルでは豊富な事例とともに紹介されており、たいへんに丁寧なのです。
ガチの経理経験がなくても理解して入力できるほどに。

この公式マニュアルの完成度がものすごく高いです!

会計ソフト購入特典でもらえるPDFマニュアルもすばらしい!

ところが、なぜかかんじんの、帳簿完成後のマニュアルがほとんど整備されていない!
「電子帳簿保存やe-Taxによる申告で青色申告特別控除65万円の対象となります。」と公式サイトにありますが、「e-Taxによる申告」の手がかりが帳簿入力マニュアルほど詳細には説明されていません。

そしてトドメに国税庁ホームページもわかりづらい!!

この「わかりづらい」×「わかりづらい」のため、e-Taxで確定申告するにはどうすればいいのか?
ずいぶん悩みました……。

『わくわく青色申告7』は帳簿作成ソフトとしては優秀ですが、e-Tax対応の面では非常にわかりづらいのが欠点です。

「帳簿完成後は『わくわく・らんらん確定申告』で会計データを出力し、そのファイルをe-Taxソフト(WEB版)で送信しましょう」とひとこと書いてくれていたらこんなに苦労しないですんだのに……。

何度でもいいますが、この案内のなかったことが『わくわく青色申告7』の欠点です。

『わくわく青色申告7』は個人専用ソフトです

会計ソフト『わくわく青色申告7』は、個人事業主(フリーランス)または個人で収入を得ている方専用のソフトです。
つまり、法人の方は使用することができません。

法人の方は同シリーズとして『わくわく財務会計』または『らんらん財務会計』があります。

逆に、個人の方があえて『わくわく財務会計』『らんらん財務会計』を使うことは可能です。
わたしは値段の関係で『わくわく青色申告7』を選びました(赤裸々な事情)。

ダウンロード販売の場合だと、『わくわく財務会計7』は16500円、『らんらん財務会計7』は27500円、『わくわく青色申告7』は8800円です(※すべて税込み金額)。
ダントツで『わくわく青色申告7』が安い!
値段が高いぶん、『わくわく財務会計』『らんらん財務会計』には、『わくわく青色申告7』にはない、経営のための便利機能がいろいろついているよ。

パッケージ版がほしい人はアマゾンでも取り扱いがありますのでどうぞ~。
ダウンロード版に比べて少しお値段が高くなるんだけどパッケージ版って安心するよね……。ちょうわかる……。

手順を整理しよう。65万円控除を受ける方法はいくつある?

65万円の控除を受けるための方法は計4種類ある

ここがすごいめんどくさい項目なのですが、先の説明に進むために知っておくべき前提条件なので書いておきます。

わたしたちは「e-Taxする方法」とつい簡単にいってしまいがちなんですけど、「e-Taxする方法」そのものがじつは3種類あるんです。

いったいどういうことなのか?

そもそも65万円の控除を受けるための方法が計4種類あることから話は始まります。
具体的には以下のとおりです。

  • 方法1:電子帳簿保存法にしたがって帳簿を保存する。
  • 方法2:『確定申告書等作成コーナー』を利用してe-Taxする。
  • 方法3:『e-Taxソフト(ダウンロード版)』を利用してe-Taxする。
  • 方法4:『e-Taxソフト(WEB版)』を利用してe-Taxする。

で、これらのうちの3種類――方法【2】、【3】、【4】――が、「e-Taxすることで控除65万円を受ける方法」ということになるんですね。

これに加えて、「デバイスはスマホかパソコンなのか」「マイナンバーカードが必要」「ICカードリーダライタか対応機種のスマホのどちらを用意するのか?」「e-Taxするのが初めてなのかどうか?」、そういった細かい項目と分岐点で、具体的なやり方の流れがさらに細分化されていくイメージです。

e-Taxする方法は計3種類ある、という意味

65万円控除を受ける方法は4種類。
そのうち3種類がe-Taxをする方法によるものである――これが、まず把握しておきたい事実です。

「e-Taxする方法が3種類ある」事実が意味するものは、e-Taxのシステム本体に確定申告データを送信する方法が3種類ある、ということです。

そもそもe-Taxというのは、電子申告を受け付けるシステムそのもの、システム本体の名称なのです。
そのシステム本体にデータ化した確定申告の内容を送信するのが、動詞『e-Taxする』が示している具体的な行動です。

わたしたちは『e-Taxする』と決めた時点で、どの方法を使ってe-Taxシステム本体に確定申告データを送信するのかを選ばねばなりません。

具体的な『e-Taxする』方法のリスト、つまり【e-Taxシステム本体に確定申告データを送信する方法】は以下のとおりです。

  • e-Taxする方法1:『確定申告書等作成コーナー』を利用してe-Taxする。
    ⇒国税庁ホームページの『確定申告書等作成コーナー』のフォームに入力して送信する。
  • e-Taxする方法2:『e-Taxソフト(ダウンロード版)』を利用してe-Taxする。
    ⇒e-Tax公式サイトからダウンロードできる『e-Taxソフト(ダウンロード版)』をインストールして、そこから送信する。
  • e-Taxする方法3:『e-Taxソフト(WEB版)』を利用してe-Taxする。
    ⇒e-Tax公式サイトからアクセスできる『e-Taxソフト(WEB版)』を使って、そこから完成済み会計データを送信する。
    『わくわく青色申告7』ではもっとも簡単な方法。

『わくわく青色申告7』で控除65万円を受ける方法1:電子帳簿保存法にしたがって帳簿を保存する

『わくわく青色申告7』には電子帳簿で保存する機能があります。
この機能を使い、なおかつ正しい手続きを踏むと、控除65万円を受けることができます。

『わくわく青色申告7』で電子帳簿保存をするのは簡単です。
自分の会社データを作成する初期設定のときに「電子帳簿で保存するか否か」を尋ねられるので、そこで「保存する」とチェックするだけ。

ただし、そのあとおこなうべき正しい手続きがたいへんにめんどくさいです。

帳簿をつけはじめる3か月以上前に所轄の税務署に対し、「電子保存の承認申請書」を送る必要があります。

つまり、いざ「確定申告するで~」という段階(=年の明けた2月~3月ごろ)になってから「e-Taxするにはどうしたらええんやろ……」と検索しだしたわたしのような人には使えない方法なんです!

「来年から事業を始めるにあたって会計ソフトを探しているのよ~」な、超絶計画派の方は、電子帳簿保存で控除65万円を受けることも視野に入りますね☆

そのほか、書類の保存方法もお作法が細かく決まっています。
このページでは割愛しますけども、「電子帳簿保存ルートで控除65万円を受けよう」と思われている方はそのあたりもきちんと守る必要があります。

『わくわく青色申告7』で控除65万円を受ける方法2:『確定申告書等作成コーナー』を利用してe-Taxする

『わくわく青色申告7』でe-Taxするにあたり、二番目に簡単なのがこの方法です。

ただしめんどくさい。

それは、二度手間だから。

具体的には、会計ソフト『わくわく青色申告7』で帳簿を完成させたあと、そのデータを国税庁ホームページの『確定申告書等作成コーナー』で入力→送信することによってe-Taxします。

いちど作ったデータをふたたび作る必要があるんですね……。
何のためのe-Tax、何のための会計ソフト、何のために帳簿完成後の結果を印刷したのっていう……。
けっきょく手入力かーい\(^o^)/ みたいなね……。

でも、シンプルといえばシンプル。
単純明快かつ、わかりやすいやり方であるともいえます。

国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーでは申告データの作成中にセーブ(途中保存)ができるので、じっくり取り組める人にとっては現実としてじゅうぶん視野に入る方法です。
なによりデータを手入力することは勉強になりますしね。

ちなみにデバイスがパソコンでなく、スマホで確定申告(e-Tax)したい人は『確定申告書等作成コーナー』から送信するこの方法でe-Taxすることになります(※マイナンバーカードを読み取れる対応機種のスマホであることが必要です)。

『わくわく青色申告7』で控除65万円を受ける方法3:『e-Taxソフト(ダウンロード版)』を利用してe-Taxする

たぶんもっとも困難なのがこのルートです。

e-Tax公式サイトで配布している、インストール版のe-Taxソフトをパソコンに入れて、そこからe-Taxする方法です。

ソフトをインスコ(死語)してそこから送信するんやろ!

そのとおり!
行動としてはわかりやすくじつにシンプル。
ですが、この『e-Taxソフト(ダウンロード版)』がめちゃくちゃ使いづらいのが大問題!
どのくらい使いづらいのかというと、「税理士さん向けソフトだね~」とちまたで解釈されているくらい……。

イメージとしては、まるで税務署をインストールしたかのようにさまざまな手続きが可能!
スキルのある人には超便利!

小さな事業所で小さく経営をしているわたしには明らかにオーバースペックです!

『わくわく青色申告7』で控除65万円を受ける方法4:『e-Taxソフト(WEB版)』を利用してe-Taxする

現実的かつもっとも簡単にe-Taxする方法は、まちがいなくこれです。

e-Tax公式サイトにある『e-Taxソフト(WEB版)』を使い、パソコンからe-Taxします。

ちなみに、このページでおすすめの会計ソフト『わくわく青色申告7』は「会計ソフト」の言葉からわかるとおり、パソコン用のアプリです。

……「パソコンソフト」ってまだ死語じゃないよね!(震え声)

当ページでは、この【方法4:『e-Taxソフト(WEB版)』を使用してe-Taxする】ルートをメインに解説します。
「デバイスはパソコン(Windows10)」「マイナンバーカードは用意済み」「ICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み取る」かたちで、『わくわく青色申告7』のe-Taxをおこなっていきますよ~!

『わくわく青色申告7』で『e-Taxソフト(WEB版)』で確定申告するときに必要なもの

長すぎる前置きは以上です。
さあ、『わくわく青色申告7』で『e-Taxソフト(WEB版)』を使うにあたり、必要なものを用意しましょう~。

リストは以下のとおりです。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードを読み取る機械(ICカードリーダライタまたは対応機種のスマホ)
  • パソコン
  • 『e-Taxソフト(WEB版)』に対応しているブラウザ
  • 会計ソフト『わくわく青色申告7』で完成させた帳簿
  • 確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』
  • 根気と時間と寛容な心

詳細は順を追って説明していきますね。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの1:マイナンバーカード

e-Taxするにあたり、本人確認としてマイナンバーカードが必要です。

e-tax公式サイトにおいて「電子署名をー」といわれたら、マイナンバーカードが必要なんだなと思ってまちがいないです。

はげしくめんどくさいですが、事前にマイナンバーカードを取得しておきましょう。
取得には約1か月はかかるといわれているので、できればお早めに!

マイナンバーカードは取得を申し込むとき、点字の有無が選べます。
事情がだいじょうぶな方は、点字なしのほうがおすすめです。

点字なしだと接触式のICカードリーダライタを確実に使うことができます。
点字ありのマイナンバーカードは、接触式のICカードリーダライタでは読み取れないことがあります。

そしてICカードリーダライタは接触式のほうが差しっぱなしで作業できるので断然便利です。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの2:マイナンバーカードを読み取る機械(ICカードリーダライタまたは対応機種のスマホ)

手元にマイナンバーカードを用意したとして、その情報を送信するためには機械を用意せねばなりません。

そこで手持ちのスマホを使うのか? ICカードリーダライタを用意するのか? の選択が生まれます。

ただ、スマホを持っているからといって無条件にマイナンバーカードを読み取れるわけではありません。
古いスマホはマイナンバーカードの読み取りに非対応です。
「NFC機能がついていればイケる」ともいわれていますが、わたしの使っているandroid『XperiaZ3』は非対応でした。涙。

「NFC機能」とは、めちゃくちゃざっくり説明するとおサイフケータイ機能のこと。
スマホをピッとかざして決済できる機能ですね~

非対応スマホの場合、マイナンバーカードの読み取りに使用するアプリ『マイナポータルアプリ』のダウンロードさえできません!
グーグルプレイで「あなたのスマホは非対応だよ☆」と表示されて門前払いです。
とりあえずダウンロードしてみてだましだまし使う……というようなことさえできないように設定されています。

自分のスマホが対応機種かどうかは、以下のマイナポータルアプリ(グーグルプレイ)にスマホでアクセスするとすぐにわかるよ!
「非対応機種」と門前払いされた方は、ICカードリーダライタが必要ってことです……

マイナンバーカードの読み取りに対応している機種のスマホリストは、『地方公共団体情報システム機構 公的個人認証サービス ポータルサイト』が以下のページで公開しています。

このリンク先はふつうのウェブページですが、リストそのものはPDFファイルにずらずら~~~~っと細かい字の表になっています。
これを読み取るのはわたしたち人間の仕事(笑)なので、めちゃくちゃめんどいです。
「本当に読ませる気があるんでしょうか」といいたくなるほどです(白目)。

わたしはこれを機に接触式のICカードリーダライタを買いました。

対応しているICカードリーダライタについても『地方公共団体情報システム機構 公的個人認証サービス ポータルサイト』が公開しています。
先ほどと同じ、以下のリンク先です。

使えるICカードリーダライタのリストも、対応機種のスマホリストと同じくPDFファイルになっています!
ずら~~~っと小さな字で書かれた対応機種の表が掲載されています^^^^^

そんなわけでわたしはエレコムの小さくたたんでしまえる、接触式のICカードリーダライタ『MR-ICD102BK』を買いました。
使用するにあたってドライバが必要な製品ですが、さすがエレコム!
安心、安定かつ延長ケーブルも付属していて使いやすいです。

  • 上のPDFファイルを見て選ぶのはめんどくさいけど、
  • 収納しやすくて、
  • そこそこ信頼できるメーカー製品で、
  • 安いのがほしい、
  • マイナンバーカードが点字なしの人

↑のような方は、エレコム『MR-ICD102BK』を買いましょう~。

「マイナンバーカードが点字ありの人」は、接触式のICカードリーダライタだとマイナンバーカードを読み取れない可能性があるよ!
ちなみに『接触式』とは、マイナンバーカードをカードリーダの口にガシッと入れて読み取る方式のこと。
『非接触式』は、マイナンバーカードをピッと上にかざして読み取る方式です。
「マイナンバーカードに点字を入れた人」は、非接触式のICカードリーダライタを選ぶほうが無難です。

安心、安全、信頼、庶民の味方! な、エレコムの接触式ICカードリーダライタ『MR-ICD102BK』は、Windows10で問題なく動きます。
延長ケーブルがセットでついてくるので、使用するUSBポートにも悩まないよ。
ただしICカードリーダライタを動かすにあたって、ドライバのインストールが必要なので注意!

わたしは今回これを使って確定申告とマイナポイントの予約(申請)をおこないました。
繰り返しますが、「マイナンバーカードが点字なしの人」におすすめ。
しょっちゅう使うものでもないので、ICカードリーダライタを小さくたたんで収納できるのはめちゃくちゃ便利です。
なにげに「マイナンバーカードの認識状態をランプで知らせてくれる機能」もイイです。

ICカードリーダライタをパッと見たときに「あ、いまちゃんとマイナンバーカードを読んでくれているんだな」と視覚的にわかる安心感の大きさよ……。

「接触式」「非接触式」、どちらのICカードリーダライタにするかで悩んでいる方には「接触式」を推します!
ガシッとICカードリーダライタにマイナンバーカードを差し込みましょう!
カードを差し込んだ状態で作業を続行できるのは単純に便利です。
「接触式」だと、いったん差し込んでしまえば安定した動作でマイナンバーカードを読み取ることができる(=いちいち差し込みなおす必要がない)ので、パソコン作業に集中することができます。
ただでさえもイライラする確定申告作業なので、マイナンバーカードの読み取りなどにわずらわされたくありません。マジで。

こういうとき、安さを求めてまちがっても「令和最新版」のシリーズなんて買わないでね……。
「令和最新版」「令和改良版」と冒頭に入る商品は、性能的にやばい製品が多いです。
注意してください~~!

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの3:パソコン

『わくわく青色申告7』で作成した会計データを『わくわく・らんらん確定申告』でxtxファイルに出力し、『e-Taxソフト(WEB版)』から送信してe-Taxするにはパソコンが必要です。

『e-Taxソフト(WEB版)』はスマホ版もありますが、スマホ版からはxtxファイルの送信ができません。
すなわち、xtxファイルにした会計データを『e-Taxソフト(WEB版)』で送信できるのはパソコンのみです。

デバイスがスマホの人がe-Taxしたいときは『確定申告書等作成コーナー』を利用することになります。

また、この場合、そのスマホがマイナンバーカードを読み取れる対応機種であることが条件になります。

帳簿をパソコン専用の会計ソフトである『わくわく青色申告7』でつくるなら、ですよ。
マイナンバーカード読み取りに対応しているお手持ちのそのスマホでマイナンバーカードを読み取り、パソコンの『e-Taxソフト(WEB版)』からe-Taxするほうが簡単だとは思います。

だがしかしパソコンで『e-Taxソフト(WEB版)』を使うためには、対応ブラウザを用意したり事前準備セットアップなるものをインストールせねばならなかったりするので、得体の知れないもの(失礼)をパソコンに入れたくない人にはあえてのスマホでe-Taxするのも大ありな選択であることは確かです。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの4:『e-Taxソフト(WEB版)』に対応しているブラウザ

『e-Taxソフト(WEB版)』は、使用できるブラウザが決まっています。

ブラウザってのはインターネットを見るために使うソフト(アプリ)のことやで!
『Microsoft Edge』とか『Google Chrome』とか『Firefox』とか、そういうののことです。

『e-Taxソフト(WEB版)』を使うことができるブラウザは2022年2月現在、

  • Internet Explorer11
  • Microsoft Edge
  • Google Chrome

です。
わたし愛用の『Firefox』はお呼びじゃありません。涙。

ウェブサイトを2003年から制作しているわたしとしては『e-Taxソフト(WEB版)』を利用するにあたり、上記リストの中からだと『Microsoft Edge』『Google Chrome』のどちらかを使うことを推奨したいです。

対応ブラウザの中で挙げられているものの、『Internet Explorer11』はMicrosoftのサポートがすでに終了しています(だからMicrosoftは新しいブラウザとして『Edge』を展開しています)。

『Internet Explorer11』は『e-Taxソフト(WEB版)』は利用できるとしても、ほかのウェブサイトは正常に見られないことが多々あります。
いまさら『Internet Explorer11』でサイトを見る人がいるなんて、ウェブサイト制作者が考えないケースが増えているからです。
ですので、「いまどき推奨ブラウザにInternet Explorer11ってどないやねん!」がサイト制作ヲタであるわたしの本音です。

なお、『Microsoft Edge』『Google Chrome』ともにそのままでは『e-Taxソフト(WEB版)』を利用することができません。
ブラウザ拡張機能(アドオン)をインストールする必要があります。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの5:会計ソフト『わくわく青色申告7』で完成させた帳簿

会計ソフト『わくわく青色申告7』の帳簿データは、『e-Taxソフト(WEB版)』を利用する前に完成させておきましょう。
具体的には、伝票なり口座の取引情報なりを最後まで入力完了しておきます。

確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』を使ってxtxファイルに出力したあとは、帳簿内容の編集はできません。
帳簿を編集したいときは、あたらしくxtxファイルをつくりなおすことになります。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの6:確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』

会計ソフト『わくわく青色申告7』は帳簿をつくることはできますが、作成した会計データをxtxファイルに出力することはできません。
『e-Taxソフト(WEB版)』からe-Taxするためには、会計データをxtxファイルに出力することが必要です。

会計ソフト『わくわく青色申告7』で作成した帳簿データをxtxファイルに出力するためのソフトが、確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』です。

『わくわく・らんらん確定申告』は、コラボの会計ソフトを購入していれば無料でダウンロードできます。
ダウンロードの案内が、確定申告シーズンになるとメールで届きます。

参考までに、2021年(令和3年)取引・2022年(令和4年)申告の『わくわく・らんらん確定申告』のダウンロード案内メールは、2022年2月9日(水)に届きました。

『わくわく・らんらん確定申告』は、毎年、その年度用の申告データをつくれる仕様にアップデートされます。
つまり、毎年、コラボからのメールを待ってから、xtxファイルの出力作業に取り掛かる必要があります。
コラボからのメールが届くまでは、その年度のxtxファイルの出力作業はできません。

e-Taxのウリのひとつが、メールを待たねばならないことによって妨げられてしまうのは残念ですね。
アナログの確定申告よりフライングして早めに申告できるのは、e-Taxの魅力といっていいはずですから。

2022年(令和4年)におこなう確定申告の受付期間は、アナログの場合、2022年(令和4年)2月16日(水)〜2022年(令和4年)3月15日(火)です。
e-Taxの場合だと、開始日が2022年(令和4年)1月4日(火)~となります。

『e-Taxソフト(WEB版)』に必要なもの7:根気と時間と寛容な心

このページを書いていて「e-Tax周辺の情報錯綜っぷり、マジやばすぎやろ」と自分でもあらためて思います!

根気と時間と寛容な心を持ちながら、落ちついて情報を読み解くことが大切です。

とくに初めてのe-Taxだと、〆切ギリギリになってから申告するスケジュール管理ではキツすぎます……。
スケジュール管理は確実にしておきたいところ!
とはいえ『わくわく・らんらん確定申告』のバージョンアップ案内を毎年待たねばならないので、フライングしまくりってのも限度のあるのが悩ましいところ。

スケジュール管理にはアナログの手帳がイイヨ!
1日1ページのデイリー手帳で一日一日を大切にできるようになった話 – あとりえ極星堂

ガチ注意!!e-Tax公式で『e-Taxソフト(WEB版)』は「申告×」とあるが、完成済みの会計データ(xtxファイル)の送信はできる!!

e-Taxのやり方をネット検索やe-Tax公式サイトで調べられていた方は、e-Tax公式サイトの以下のページで大混乱されたのではないでしょうか。
何を隠そう、わたしもそのひとりです!!

上記リンクの公式サイトのページでは、e-Tax公式サイトや配布しているソフトでできることが一覧にまとめられています。

そこで『e-Taxソフト(WEB版)』の記述を見ると……、

【e-Taxソフト(WEB版) 申告 ×】の表示が!!!!!!

これはまちがいなく諸悪の根源です。
この表示だけ見ると、「『e-Taxソフト(WEB版)』ではどんな方法の確定申告もできないのだ」との誤解を招きます。
というか、誤解しかしようがありません。

たしかに公式サイトのいいぶんは正しいんですよ。
『e-Taxソフト(WEB版)』は『確定申告書等作成コーナー』のように確定申告書をつくって送信e-Taxする機能はないのですからね。
だけど、「いかなる方法でも確定申告ができないのか」というとそれは違います。
作成済みの会計データであるxtxファイルを送信することによっての確定申告、e-Taxすることは可能なのですから!

上記リンク先の表は「申告 ×」の欄に注釈をハッキリ書いておくべきですね。

「(『e-Taxソフト(WEB版)』は『確定申告書等作成コーナー』のように確定申告書をつくって送信する機能はないが、)作成済みの会計データであるxtxファイルは送信可能である」と。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順1:まずは会計データを作成完了しよう!

ここからやっと『わくわく青色申告7』でe-Taxする具体的な手順に入ってまいります。

さて、まずは『わくわく青色申告7』で帳簿を最後まで入力して完成させましょう。
まちがいや修正が出ないように、慎重に見直しておくことをおすすめします。

帳簿完成後の以降の手順では、帳簿データの一部修正などはできません。
何らかの修正をおこないたい場合、会計ソフト『わくわく青色申告7』にまで戻って入力しなおす必要があります。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順2:『わくわく・らんらん確定申告』をダウンロードしよう!

『わくわく青色申告7』を販売している株式会社コラボから、本年度の確定申告についての案内メールは来ましたか?

メールが来ていない人は、メールの到着を待ってください。
メールが到着した人は、以下の手順に進んでください。

参考までに、2021年(令和3年)取引・2022年(令和4年)申告の『わくわく・らんらん確定申告』のダウンロード案内メールは、2022年2月9日(水)に届きました。

株式会社コラボからのメールに記載されているURLから、確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』をダウンロードしましょう。

なお、確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』は毎年アップデートする必要があります。
『わくわく・らんらん確定申告』は起動すると、年度をプルダウンメニューで選ばねばなりません。
きちんとアップデートしておかないと、そのプルダウンに該当年度が表示されません!
すなわちe-Tax用のxtxファイルがつくれないということに……。

ですので、確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』は毎年アップデート(バージョンアップ)しましょう^^

次の手順からは『e-Taxソフト(WEB版)』を先に使っていきます。
確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』の入力をおこないたくなるところですが、『e-Taxソフト(WEB版)』を使うのが初めての方は、現段階では『わくわく・らんらん確定申告』の入力項目すべてを埋めてパーフェクトにすることができません。
『e-Taxソフト(WEB版)』で取得することのできる『利用者識別番号』を入力する必要があるからです。
『e-Taxソフト(WEB版)』の利用が二度目以降の方で、『利用者識別番号』をお持ちの方は、【手順8:『わくわく・らんらん確定申告』に『利用者識別番号』を入力してデータを完成させる】まで進んじゃってください^^

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順3:『e-Taxソフト(WEB版)』の対応ブラウザを用意する

『e-Taxソフト(WEB版)』を使うためには、対応ブラウザと拡張機能が必要です。

2022年現在、『e-Taxソフト(WEB版)』の対応ブラウザは、

  • Internet Explorer11
  • Microsoft Edge
  • Google Chrome

以上の三種類です。

『Internet Explorer11』は開発終了になって久しくて問題外なので、『Edge』か『Chrome』でいきましょう。
おすすめは『Google Chrome』です。
わたしも『Chrome』でいきました。

『Edge』は拡張機能(アドオン)のインストール前に【他のストアからの拡張機能を許可する】必要があるので、『Chrome』よりももうひとつ手順がめんどくさくなります……。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順4:『e-Taxソフト(WEB版)』利用に必須の『事前準備セットアップ』をパソコンにインストールする

下記リンク先に、『事前準備セットアップ』のインストール用ファイル(exe)が公開されています。

これをパソコンにインストールします。

この手順は『Internet Explorer11』『Microsoft Edge』『Google Chrome』、ブラウザを問わずに全員必要です。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順5:対応ブラウザに拡張機能(アドオン)をインストールする

下記リンク先に、『e-Taxソフト(WEB版)』を利用するための拡張機能(アドオン)が公開されています。

Chromeウェブストアですが、『Microsoft Edge』派の方もここから拡張機能をインストールすることになります。
ですので、『Edge』の方は、【他のストアからの拡張機能を許可する】設定が必要です。

『Edge』の設定は、画面右上の【・・・】から変えることができます。
設定方法は以下のとおりです。
(1)ブラウザ画面右上の【・・・】を押してメニューを表示させる。
(2)【拡張機能】を選ぶ。
(3)画面左下にある【他のストアからの拡張機能を許可します。】のスイッチをオンにする。
(4)ダイヤログで【他のストアからの拡張機能を許可する】と尋ねられるので、【許可】をクリックする。

ここまでで、ひとまずの事前準備は整いました!

以降の手順からマイナンバーカードが必要になってきます。
実際に『e-Taxソフト(WEB版)』を使っていくからです。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順6:マイナンバーカードを読み取れるデバイス(対応スマホかICカードリーダライタ)を用意する

マイナンバーカードを読み取れる機械を用意します。

対応スマホでマイナンバーカードを読み取る方は『マイナポータルアプリ』をインストールしておいてください。

ICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み取る方は、USBにICカードリーダライタをつないでおきましょう。

ICカードリーダライタは、機種によっては、ドライバが必要です。

このリーダライタ、マイナンバーカード読み取れないんだけど、どーなってんの(激おこ)

と思ったらドライバがインストールされていないだけだった!!
……なんて悲劇が起こらないようにしましょう~。

何を隠そう、わたし、コレをやらかしちゃったんだよね……。
『わくわく青色申告7』でe-Taxするにはどーしたらいいの!? と悩みすぎてめちゃくちゃ疲れ切っていたの……

なお、「スマホでマイナンバーカード読み取り可能になったよ^^」といいながら、いかなるスマホでもマイナンバーカードが読み取れるというわけではありません!
古いスマホは対象外です!
『マイナポータルアプリ』のダウンロードさえさせてもらえないので注意してください……!

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順7:『e-Taxソフト(WEB版)』で『利用者識別番号』を用意&『電子申告・納税等開始届出書』を提出する

ここの手順は、初めてe-Taxする方限定です。

マイナンバーカードを使って『e-Taxソフト(WEB版)』にアクセスしましょう。

すると【『e-Taxソフト(WEB版)』の利用は初めてなのかどうか】を尋ねられます。
そこで初めての方用の案内にしたがっていくと、『電子申告・納税等開始届出書』を提出して『利用者識別番号』を取得することになります。

『電子申告・納税等開始届出書』は「これからe-Tax利用するからよろしく頼むわな!」という届け出です。
もともと所轄の税務署に書面で提出するものですが、『e-Taxソフト(WEB版)』ではオンラインで手続きすることができます。

『利用者識別番号』はその名のとおりIDみたいなものですね……。
16桁の半角数字で構成されている番号です。
マイナンバーカードがあるというのに、なぜかあらたにこんな番号が必要です。

なお、『利用者識別番号』は繰り返し使うことができます。
本年度に取得しておけば、来年度も同じ番号を使うことが可能です。

また『利用者識別番号』はあたらしい番号を取得しなおすこともできます。
しかし、あたらしい『利用者識別番号』を取得すると、古い『利用者識別番号』はそれ以降、使えなくなります。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順8:『わくわく・らんらん確定申告』に『利用者識別番号』を入力してデータを完成させる

やっと確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』の出番です!

確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』を起動させ、プルダウンメニューから本年度を選びます。

次に会社データを選択します。

これで申告書類を記入できるようになりました。
画面上部に、カテゴリごとに「手順」と称してタブ分けされています。
タブを選びながら、入力していきましょう。
入力を途中で終わりたいとき(途中保存したいとき)は、『保存して反映』を押します。

おもな入力箇所は以下のとおりですが、人それぞれで変わってくるところなので、実際のソフトの各項目を注意しながらご確認ください。

  • 生命保険料控除など
  • 医療費控除
  • 配偶者控除
  • マイナンバー
  • 利用者識別番号

マイナンバーと『利用者識別番号』は『保存して反映』を押しても保存されません!!
起動するたびに入力しなおす必要があります。
申告データを完成後、xtxファイルに出力できる段階になってから最後のシメとして入力するのがおすすめです。

生命保険料控除などに使うハガキ(生命保険料控除証明書)や社会保険料控除証明書、医療費の領収書は、e-Taxするとき、提出を省略することができます。
ただし、法定申告期限から5年間は保存せねばなりません。

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順9:『わくわく・らんらん確定申告』から『xtxファイル』を出力する

確定申告ソフト『わくわく・らんらん確定申告』での入力作業が終わったら、『xtxファイル』として申告データを出力しましょう。

ここで「印刷する」を選ぶと『確定申告書B』が2枚しか印刷されませんが、e-Taxする分には気にしなくてだいじょうぶです。
出力したxtxファイルを『e-Taxソフト(WEB版)』で参照すると、「ほかの書類」もちゃんと作成されます。

「ほかの書類」の具体的な中身は以下のとおりです。

  • 所得税青色申告決算書(損益計算書)
  • 月別売上(収入)金額及び仕入金額、貸倒引当金繰入額の計算、給料賃金の内訳、専従者給与の内訳、青色申告特別控除の計算
  • 減価償却費の計算、利子割引料の内訳、地代家賃の内訳、税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳
  • 貸借対照表

『わくわく青色申告7』でe-Taxする方法!手順10:『e-Taxソフト(WEB版)』から『xtxファイル』を送信する

いよいよe-Tax本番です!
完成させた申告データ(xtxファイル)をe-Taxしましょう~!

これがパソコンから見た、『e-Taxソフト(WEB版)』のメインメニューです。

e-Taxソフト(WEB版)のメインメニュー
e-Taxソフト(WEB版)のメインメニュー。

真ん中の【申告・申請・納税】を選びます。

すると、以下のメニューに切り替わります。

e-Taxソフト(WEB版)で申告・申請・納税のメニュー
e-Taxソフト(WEB版)の、申告・申請・納税のメニュー画面。

【作成済みデータの利用】を選びます。

すると、ファイルを参照できるフォームがあらわれます。

e-Taxソフト(WEB版)でxtxファイルを送信するにはここから
e-Taxソフト(WEB版)でxtxファイルを送信するにはここから。

この画面から、作成した申告データ(xtxファイル)を参照します。

【次へ】を押すと、データの表示がおこなわれます。

このときにデータ上の書類になった申告データをPDFファイルとしてダウンロードできます。
通信状態によっては時間がかかるかもしれませんが、ダウンロードするのがおすすめです。
手元に置いておくと控えとして便利!

データを確認し、とくに問題なければ【送信】します!

最後に送信結果を念のため確認しておきましょう~。
『メッセージボックス』で【受付結果】が【受付完了】となっていればOKです!

これにて『わくわく青色申告7』のe-Taxは完了です。
おつかれさまでした!!

結論:『わくわく青色申告7』『わくわく・らんらん確定申告』はともかくe-Tax周辺の公式がひどすぎる

もうね、あえてこの言葉を使いたくなるよね。

いかがでしたか?

『わくわく青色申告7』はイイソフトですよ。
「買ってよかった~」と思います。
使いやすいし、経理の勉強にもなって一石何鳥もあります。
株式会社コラボさん、株式会社ピクシスさん、ありがとう!

だが!!

いったい全体、e-Tax公式はどうしてこんなことになっているのでしょうか。
よっぽどわたしの理解力とあたまがわるいのか、ここまで来るのにとてもとてもとてもとても苦労しました。
何度アナログの確定申告に切り替えようと思ったかわかりません。

生来の負けず嫌いな性格がさいわいして(わざわいして?)、わからないところを超絶かみ砕いて方法を探し回ってとことん追求して、なんとか『わくわく青色申告7』でe-Taxすることができました。

『わくわく青色申告7』でe-Taxに挑戦される方が、このページをなんとか見つけて役立ててくださったら嬉しいです。

わたし 鍋弓わた が描いた漫画(同人誌)

  • あとりえ極星堂 代表
  • 最新ブログ

鍋弓わた

イラスト・漫画制作の事業者『あとりえ極星堂』代表。
歴史漫画を描いて歴史ブログを運営する歴史好きのイラストレーター。
REXi(株)さん、フロンティアファクトリーさん、(株)フロンティアワークスさんのPBWでもイラストレーター活動中。
同人サークル名は『極星堂きょくせいどう』。

このブログの近代史や軍事のページでは、艦船模型雑誌で作例や考証記事を書かれている艦船模型プロモデラー 渡辺真郎(HIGH-GEARed)氏をアドバイザーとしてお招きしています。
※戦争賛美はしていません※

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