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『星の帝国』の今後

2017年1月31日(火)

共感も感情移入もしづらい主人公だから未完の名作?

ずーっと更新が止まっている小説『星の帝国』……。
これをなんとかしたい、救い出したいと、わたしはこれでも本気で思っているのです。
そのときにはきちんと推敲し、設定をあらためて整理して、単独作品として読みやすいものにしたい、と思っているのであります。

自分にとって『帝国』は萌えのカタマリで、ほんとのほんとに楽しいんだけど、どうにもやっぱり読み手を選びすぎる部分もある……というのも実感しています。
いざ書いている当時にそのような感想をいただいたときにはあまりにショックで納得しづらいものがありましたが、いまとなっては「そのとおりですね!!」とひざをうちまくりです。ガックリ……。

悩んでいても始まらないので、はてさてどのように読みやすくすべきか? 対策を考えます。

主人公ハワード殿下、その相手役(ヒロイン)ジールはどちらも一般的とはいいがたいキャラクターです。
まずはここをテコ入れするのがベターのような気がします。
だって共感も感情移入もしづらい人物たちの狭い世界など、見る方にとってはたいへん息苦しいに決まっているではないですか。

それでも魅力があればこんなことに悩む必要はないでしょう。
しかし現実として悩んでいるわけで、共感と感情移入のしづらさを問題にしないほどの圧倒的なパワーは、主人公としてのハワード&ジールには欠けているのだと判断せざるを得ません。
ふたりを気に入っている作者としてはあまりに悲しいけど……。

ならば、この状況を改善するために新たな視点人物を設定する方法なんてどうだろう? ……そんなふうに思い至りました。
『星の帝国』の今後
そして脳内に突如として降ってきた女の子。

それがフィオナ・ウェイト。ライダー伯爵家の娘さんです。

彼女は伯爵家の生まれでありながら貴族社会になじめず、職業婦人になることにあこがれを抱いています。
そんなとき、フランセスばーちゃんのもとから離れて宮殿に行儀見習いとして入ることになったヴァンデ伯爵家の令嬢アンジェラ(もちろんハロルド皇帝の娘であり、ハワードの異母妹のあの子です)。
彼女付きの侍女の求人広告がうたれました。

「そんなわけでわたし、侍女になるわ」

「まじでか!?」

ゆうゆうと吹き鳴らしていたトランペットを取り落とし、デリックはフィオナを振り返った。
河原に響いていた旋律が消えて、そこは春一番の風の独壇場になった。

「本気よ。もしもあなたが夢をかなえて海軍のラッパ手になったら、宮廷でばったり会っちゃったりして」

少女の無邪気な笑い声に乗って、歴史が静かに動き出した。

とりあえず設定画

侍女フィオナが登場するバレンタイン絵を描きます。
そうすれば彼女が『帝国』世界に存在していることを、わたしも確実に実感できそうです。
鍋弓わた
主婦同人作家の鍋弓わたです。
歯科医院ではたらくかたわら、絵や漫画を描いています。
近代史とイケメン軍人さんが大好き。作風は少女~女性漫画風味。

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