真北理奈さまの御本の表紙を描かせていただきましたヽ(^o^)丿

塗り足しをカットしているので、実際に刷り上がったときの見た目に近い仕上がりです。
重厚な世界観、個性的なキャラクターデザイン等々……独自性のある物語を少しでも表すことができれば……っ! とがんばりました。
タイトルロゴは真北さんご自身がお入れになるとのことでしたので、わたしはイラストのみを描かせていただきました。
それでは、制作過程をご紹介いたします。
カラーラフ
カラーラフのイラストのみ

まずお描きしたカラーラフ。
自由に描かせていただけたので、ありがたかったです。
楽しくお描きしたのですが……絵の内容は殺伐系……!
説明付きのカラーラフ

レイザ(左)とゼーウェル(右)が剣を合わせているところです。
モチーフの「薔薇」「宮殿」「剣」「炎」「西洋風」を意識しました。
真北さんがみずから描かれたイラスト『相容れぬ二人』を参考にさせていただきました。
ふたりの対立を意識した構図になっています。
背景は炎に包まれている宮殿です。
画面左上に、剣を配置しています。
この剣は地面に突き刺さっています。
水平線を斜めにとっているので、剣も斜めになっています。
レイザ&ゼーウェルの持っている剣の刃の部分は白~銀色で仕上げるつもりです。
持ち手の部分はもっと金属色っぽい感じで塗ることをこの段階で考えていました。
小さいので見づらいですが、レイザの瞳は黒系、ゼーウェルの瞳は赤く塗っています。
画面の手前にはバラの花を置きました。
炎が赤系の色なので、バラは青~紫系統の色だと映えるかな? と考えました。
ご要望やレイヤー分けなどのご指示もとくになく、とにかく自由にさせていただきました。
このまま進めることに……。
下描きの下描き

先ほどのカラーラフから色を抜いたものです。
できあがった下描き

さて下描きができました~。
地面に突き刺さっている剣は、ペン入れのときにもっと描きこんでいきます。
手前のバラ・背景の炎と宮殿は厚塗り系にしようかと思っていますので、まだざっくりした線だけです。
ペン入れ

ペン入れしたところです。
けっきょくバラは主線を引くことにしました。
宮殿と炎は主線なしで仕上げたいです。
色塗りの途中経過。その1

- ペン入れした線画の細部を修正しています。
- 背景を制作しました。
- そのほかはベタ塗りが完了したところです。
ここから塗りこんでいきま~す。
色塗りの途中経過。その2

完成に向けて塗りこんでいるところ。
主線を一時的に薄いめの表示にして、塗りこんでいる段階です。
完成時には色トレスした主線を適度にハッキリ表示させる予定で進めています。
ですので、完成品は現段階のものとちょっと違う印象の仕上がりになるはず。
完成品
塗り足し込み

塗り足しをカットしたもの

描かせていただいてありがとうございました!