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「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

2021年1月24日(日)

ちまたでは「B級」「チープ」といわれているものの……

東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』は、1991年に公開された特撮映画です。
ストーリーは、映画『連合艦隊』のちょうど半分の73分。
「B級」「チープ」といったレビューが散見されたので観る前は不安でしょうがなかったのですが……、じつは人間ドラマあり、殺人兵器あり、爆発炎上ありの豪華特撮だらけ!
(はじめから大作路線でつくられた『連合艦隊』と比べるほうが間違っている)
ある意味、とてもバブリーなつくりにさえ思えて、「チープ」だなんて自分は思いませんでした。

そんなわけで主役(!?)の、敵・味方関係なく襲ってくる恐怖の殺人兵器『ジンラ號』を描きました。
うちにはめずらしいホラーテイスト。
実際の映画がまさかの日本陸軍×ホラーという、「混ぜるな危険!」なストーリーだからね!

あらすじ

ときは1945年――敗戦がほぼ決定的となっていた大日本帝国。
極秘の兵器を開発していた陸軍は、その事実を隠ぺいするため、地下施設に憲兵を送り込んだ。
開発の指揮を執っていた『博士(伊武雅刀)』は絶望にかられ、極秘兵器の『素材』となる予定だった青年ふたりを地下施設から脱出させたあと、ただ一体だけ完成していた極秘兵器――人造人間ジンラ號――を起動させるのだった。
博士の異常な行動に気づいた憲兵は彼を抹殺しようとするが、空襲により施設は完全に破壊されてしまう。
これで、極秘計画もジンラ號も闇から闇に葬り去られた……はずだった。

数十年後、日本国はバブル時代のまっただ中を謳歌していた。
かつての極秘計画の地下施設の上にはディスコのビルが建築され、その夜も若者たちは踊り狂う。
しかし、突然に発生した漏電。
その予期せぬ電力が、地下で眠るジンラ號に再び生を与える!
平成によみがえったジンラ號は、みずからがつくられた目的――殺戮――を果たすため、目にする人間すべてを殺していくのだった。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

制作過程

下描き

恐怖の殺人兵器のわりにモッサリなデザインです(褒めてる)。
ただ、太平洋戦争末期のときに特攻兵器としてつくられたことを思うと、ものすごいリアルにも思えます。
カッコよさとか燃えとか萌えとか何も考えない(考える余裕がない)、ただただ敵も味方も殺すためだけにつくられた兵器だと思うとね……。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

下描きをととのえる

線を整理していっています。
それにしてもずんぐりむっくりな体型です。
いくらなんでもちょっとダイエットさせたほうがいいかかも……。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

ダイエット!

ちょっぴり体が細くなりました。
こっちのほうがいいね。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

ペン入れ中

もうちょい描きこみたいところです。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

ペン入れ完了

服や手の部分など、細部を描きこんでみました。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

背景と混ぜると……

ストーリー中の地下施設をイメージした背景です。
「混ぜるな危険!」の不気味さが出ているといいな~。
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下塗り

なんだか色が明るすぎるような気が……。
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下塗り完了

ちょっと暗く調整しましたが、これでも明るいかもしれません。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

塗りこみます

だいぶ不気味になりました。
周囲が暗い中、暗闇にキラッと光る赤いお目めがジンラ號のチャームポイントです。
「ジンラ號はすでに完成している!」~東宝オリジナルビデオ作品『ミカドロイド』

完成

おどろおどろしさを出そうと思ってがんばりました!
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ジンラ號のアップ

完成品になるとジンラ號がとても小さくなって見えづらく……。
ジンラ號のみのアップだとこんな感じです。
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